旅人:2022年6月8日(水) 午後5:54(EST)
WDW 全般 全般
アメリカ系航空会社の便数が増えない原因として、レイオフ(一時解雇)と機材整理があります。
コロナ禍がピークだった頃、航空会社は減便を続け、会社維持のため職種に関わらず大量レイオフを実施しました。
アメリカンとユナイテッドだけでも3万人以上、その他航空会社を含めると何万人もの人がレイオフを受けました。
また、需要低迷の影響で飛行機そのものが売却されたり、リース会社に戻されました。
古い大型機だけでなく、高く売れる新しい中型機まで幅広く処分されました。
その後、コロナ禍も落ち着き需要が増え始めたところで、レイオフした従業員を復職させることになるのですが、一筋縄には行きません。
地上職員や客室乗務員は、コロナ対応や思い出し研修を集団で実施できますが、問題はパイロット。
一定期間飛行機を飛ばさなかったり、操縦できる機種を変更するには、シミュレータや実機による訓練を受ける必要があるのですが、その訓練教官もレイオフや配置転換の影響を受け人材不足。
シミュレータも維持費節約のため保有台数を減らした影響で、順番待ちになったりと。
特に異なるメーカーへの機種変更訓練等は、とても時間がかかるものもあります。
今後、訓練が進めば人材確保できますが、後は航空燃油価格がネックに。
コロナ前まで、予約率(搭乗率)が低くても欠航することなく飛んでいましたが、今は厳しい。
国際線の燃油サーチャージが爆上がりした様に、高い燃油を効率良く消費するには、搭乗率を高める必要があり、無下に増便できません。
満席近くまで乗せて飛ばした方が、利益も多くなるわけで、大型機の代わりに中型機で飛ばせば、必然的に搭乗率は高くなるものの、座席数の違いから予約も取りにくくなり、結果航空券も高くなるのん。